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LGディスプレイ - AH-IPS

最近、LGディスプレイのHPに行くと「AH-IPS」という文字が目に入ります。
AH-IPSを簡単に説明すると、AH-IPSは「Advanced High Performance In-Plane Switching」の略で、横電界方式(IPS方式)の液晶パネルです。使用用途は主にスマートフォンですが(某リンゴのスマートフォンもこれだと言われています)、PCモニター用にも採用されています。

HPにAH-IPSの記事があったんで紹介します。
記事はLGディスプレイのHPからですが、韓国お得意のHP構成ですのでリンクを貼ることが出来ません。
なので、原文見たい人はLGディスプレイのページから探してください。


LGディスプレイ、人の目よりさらに繊細な最高画質『AH-IPS』で市場攻略

LGディスプレイ、SIDでAH-IPSを適用した超高解像度ディスプレイ製品リリースして
人の目よりさらに細かい画面を実現できるスマートモバイル用パネル量産
AH-IPS特別ゾーン展示で超高精細の鮮明な画質実現、低消費電力、高輝度および正確な色の表現などAH-IPSの優秀性を積極的に紹介

LGディスプレイ(代表理事 権暎寿)は5月15日から20日までアメリカLAで開催される『SID(Society for Information Display:国際情報ディスプレイ学会)2011』のAH-IPS(Advanced High Performance In-Plane Switching)展示ゾーンで積極的なマーケティングに出る。

VA技術を採用した競争企業さえも最近IPSの優秀性を認めてIPS技術を採用し始めており、IPS技術の優位性がより一層注目されている。LGディスプレイは長年のIPS量産経験で圧倒的優位な技術力と供給能力、原価競争力があり、これを基盤によりアップグレードされたAH-IPSをリリースして、スマートモバイル市場での競争力をより一層強化していく予定だ。

広視野角、タッチ時の安定した画面の実現および高応答速度を誇るIPSを一層アップグレードしたAH-IPSは、超高精細技術に優れた文字可読性、高い透過率による低消費電力だけでなく、より明るくなった画面により野外でも最高の視認性を得た。また他ディスプレイは一部領域で色のわい曲が発生するが、AH-IPSは元の色を最も正確に表現できる長所がある。

特に、LGディスプレイのAH-IPSに適用された超高精細度技術は、消費者が日常的な使用距離で製品を使う時、人の目がピクセルの一つ一つを肉眼で簡単に区別できないことが特徴だ。LGディスプレイの3.5インチスマートフォン用パネルは960×640解像度に326ppi(Pixel Per Inch)、競争会社らの最新製品が250ppi程度であるため、現存するスマートフォン用パネルで、世界で最も鮮明で細かい画面を表現することができる。

AH-IPSが誇る超高精細度技術はより細かい画面表現のため重要だ。一般的に解像度といえば1024×768などピクセル(画面を構成する点)が縦横に何個あるか、『ピクセルのライン個数』だけを考えやすい。しかし、画面が大きくなるほど単位面積当たりにどれだけのピクセルが入っているのか、すなわちピクセルの密度をいうppi(Pixel Per Inch)も共に考えなければならない。

LGディスプレイは今回の展示でAH-IPSが適用された世界最高解像度3.5インチ、4.5インチスマートフォン用パネルと7インチ、9.7インチスマートブック用パネルを展示し、さらにIPS大型製品も共に紹介した。

LGディスプレイの権暎寿社長は「LGディスプレイだけのAH-IPSを通じて消費者はスマートフォン、スマートブックなどすべての機器でより鮮明で明るい世界最高の画質を楽しむことができるようになり、IPSのようにディスプレイ業界に革新を持ってくることができる新しい技術を絶えず提供するworld’s no.1ディスプレイ企業になる」と明らかにした。


この記事は見てのとおり、自社製品宣伝記事です。
文章途中で出てくる「VA技術を採用した競争企業」はサムスンディスプレイのことだと思います。PVAからPLSになりましたが、どちらというとサムスンは液晶より有機ELに力を入れていると思います。

文章中でVAパネルのことを書いてますが、LGディスプレイもVAパネルの3.2インチと3.5インチサイズのパネルを供給しています。
ましてや、主流サイズになってきた4.3インチなんか、TNパネルで生産中です。
こんな状態なんで、このAH-IPSを作ったのでしょうけど。

で、このAH-IPSがどのくらいすごいかを他社製品と比べて、第三者機関に調べてもらっています。
それが次の記事です。


LGディスプレイ、AH-IPS優秀性認定

LGディスプレイ、米IntertekにAH-IPSとAMOLEDの色正確度および消費電力に対するテスト依頼
AH-IPSがAMOLED対して色正確度は3倍、消費電力は2倍優秀
AH-IPSの優秀性を元に販売促進計画

LGディスプレイはAH-IPSの優秀性立証のために先月世界的な製品安全試験および認証機関のIntertekにAH-IPSとAMOLED製品の性能テストを依頼した。

今回Intertekが評価した製品は2011年下半期発売予定の4.5インチAH-IPSと今年上半期に発売された4.3インチAMOLED(スーパーアモレッドプラス/ギャラクシーS2で採用)で、現在販売されているスマートフォン用ディスプレイで最高の性能を持つ製品だ。

Intertekは同じ条件下で各製品に対してでスマートフォンディスプレイ性能で最も重要な要素の色正確度と消費電力に対してテストし、色正確度は色温度測定装備の分光光度計を使ったディスプレイ標準色規格との適合性可否で、消費電力は国際公認消費電力評価標準を使って14種類の色パターンにともなう電力消費量を測定した。

評価結果は、LGディスプレイの4.5インチAH-IPSの色正確度は0.012[1]で、AMOLEDは0.037と測定され、AH-IPSがサムスン電子のGalaxy S2に使用されたAMOLEDより3倍以上の正確な色表現力を持つことが明らかになった。

特に色正確度数値が0.015を越える場合、人の目には他の色と識別されるという研究結果[2]があり、AMOLEDの色表現力性能は低いと見られる。

消費電力は、600nitの輝度を持つ4.5インチAH-IPSがすべての色表現で624mWの一定の消費電力を使用するのに対して、300nitの4.3インチAMOLEDは白色表現時に最大1,130mWの電力を使用することが明らかになった。これは画面がより大きく、輝度も2倍以上高いAH-IPSがAMOLEDに対して省エネだと立証されたわけだ。

特にAMOLEDの白色表現時の消費電力増加問題は、スマートフォンでインターネット検索とSNSなどの白色比重が高いデスクトップ画面サービスの利用頻度が増加する傾向と、4世代移動通信方式のLTEスマートフォンの消費電力が1.5~2倍増加することから考える時、今後重要な課題となるだろう。

LGディスプレイのAH-IPSマーケティングを担当するイ・サンヨプ常務は「今回のIntertekのテスト結果、スマートフォンディスプレイにはAMOLED よりAH-IPSが適合するということが明らかになった。世界的な公認認証機関のIntertekがLGディスプレイのAH-IPS性能をテストした結果であるだけに、より多くの消費者がAH-IPSの優秀性を正確に知って最適のディスプレイを選択することができるように、積極的なプロモーション活動を行っていく計画だ」と話した。

[1] △u’v’値で測定され、値が低いほどディスプレイに入力された色と出力された色が近いという意味になる。
[2] 2008 China FPD ConferenceでAPDC (Advanced PDP Development Center)が発表した研究結果


Intertek(HP)は、世界最大の試験認証機関です。日本法人もあります(日本法人HP)。
サムスンのAMOLED(アクティブマトリックス有機ELディスプレイ)を比較対象としています。詳細な試験結果が分からないので詳しくわかりませんが。
ようするに、AH-IPSは「色再現性」、「消費電力」で優れていて、AMOLEDはなにも優れていないという結果でしょうか。
まあ、OLEDはまだ発展途中で伸び代が大きいので今後に期待ですが。

次もAH-IPSとAMOLEDとの性能比較についてです。


AH-IPS、色および感性画質研究結果AMOLED対して優秀性立証

2011ディスプレイサーチChina FPDカンファレンスで中国教授研究結果発表
AH-IPSとAMOLEDを採用した4台のスマートフォンの色と感性画質評価
色正確度、色均一性などの色特性と感性画質でAH-IPSが優秀なことに判明

LGディスプレイ(代表理事権暎寿)のAH-IPSがAMOLEDとの色および画質比較研究結果で優秀性を立証した。

9月8日から9日まで中国の上海で開かれた『2011 DisplaySearch China FPD Conference』で中国浙江大(Zhejiang Univ.)Haisong Xu教授は「Display Quality Comparison AH-IPS vs AMOLED」という題名のAH-IPSとAMOLEDの画質比較研究結果を発表した。

今回の研究は英国Leeds大学教授でありディスプレイ画質評価分野の権威者のLuo教授と共同に進行され、AH-IPS方式のLCDを採用した3.5インチ、4.5インチ2つモデルとAMOLEDを採用した4インチと4.3インチ2つモデルの計4つの製品に対して10項目の色評価と多様な使用状況での感性画質を測定した。

色評価の結果、AH-IPSを採用したスマートフォンは色正確度(Color Accuracy)と色均一性をはじめとする全般的な色特性で優秀なことが明らかになり、AMOLEDは暗室での色対応と色域(Color Gamut)のみが優秀で、全般的な色のわい曲により色表現が不正確なことが分かった。

AMOLEDのこのような特性に対して発表者のHaisong Xu教授は「AMOLEDが色域は高いが、色表現が最適化されなくて正確な色を表現できない。AMOLEDで人の顔写真を見れば皮膚の色が酒に酔った人のように見える」と話した。

また、感性画質評価ではAH-IPSが自然だということ、明るさ、日常照度での色対応(Contrast)、鮮鋭性(Sharpness)、可読性および全般的な画質などで優位を見せることが明らかになった。一方AMOLEDの場合、暗室での色対応(Contrast)と広い色再現特性により彩度(Colorfulness)項目のみで優位を見せ、大部分の感性画質評価項目でもAH-IPSに比べて低い結果を見せた。特にAMOLEDの場合、明るい色が眩しいため目の疲労度が増加することも明らかになった。

発表者のHaisong Xu教授は「大部分の色評価および感性画質評価全分野でAH-IPSがAMOLEDに比べて優秀な結果を見せた。今回の比較研究がどんなディスプレイがスマートフォン使用者らに最も適合しているかの糸口になり、今後スマートフォン製造会社が正しいディスプレイを選択する役に立てば良い」と話した。


この記事でもAH-IPSがAMOLEDより優れているという結果になりました。
ただ、こっちの記事では、AMOLEDはどのメーカー製を使用したのか記述がありません。おそらくサムスン製でしょうけど。
OLEDを生産しているメーカーは多く、これだけAH-IPSがAMOLEDより優れていると言っているLGディスプレイですら生産して、テレビ用55型の有機ELパネルを作っています。

OLEDは原理上高コントラスト比です。ですが、まだ発展途中で改善の余地がたくさんあります。
IPSは登場から15年以上が経過しており、安定した性能が得られているので、比べるのは酷かもしれません。
このIPS技術を安定した性能にしたのは、LGディスプレイではなく、日立ディスプレイの功績でしょうね。

追記:LGディスプレイは、更にAH-IPSの主観調査を行いました。詳しくはこちら

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