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ジャパンディスプレイ - モバイル向けIPS-NEOの量産開始

更新
2014年10月19日(日)

ジャパンディスプレイがモバイル向け“IPS-NEO”の量産を開始します。

リリース文引用

モバイル製品向けIPS-NEOTMの量産開始

- 低消費電力で、深い黒と自然な発色をあらゆる角度から -

株式会社ジャパンディスプレイ(社長: 大塚周一/以下、当社)は、当社独自の技術開発によって作り上げたモバイル製品向けIPS-NEOTMの量産を7月より開始します。当社は、既に医療をはじめとする産業用途でその高コントラスト、高画質から高い評価を得ているIPS-NEOTMを、その他の用途へも順次拡大していきます。

液晶パネルの製造では、液晶分子の向きを同じ方向に揃える配向プロセスが必要です。一般的な配向プロセスは、配向膜に布を巻き付けたローラーで一定方向にこする、ラビングという方法です(下図)。ラビングでは、ガラス基板上に形成された回路パターンの段差によって配向できなかったり、こする過程で異物が発生したりすることで、製造歩留りに影響を与える場合がありました。IPS-NEOTMは、当社独自の光照射配向プロセスを採用するためこれらの課題が解決でき、コントラスト、視野角特性、製造歩留りが向上します。

近年広がりつつある高解像度フォーマットの製品では、画素サイズが小さくなるため透過率が低くなり、バックライト消費電力が大きくなるという傾向がありました。これに対し、当社の光照射配向プロセスは、従来量産が困難とされていた高透過率液晶材料の使用を可能にし、透過率を10%以上向上させることができるため、消費電力削減に貢献します。

このたび当社茂原工場(千葉県茂原市早野)の第6世代(1,500mm x 1,850mmガラス基板)低温ポリシリコン(LTPS)液晶パネルラインにIPS-NEOTMの量産体制を整えました。今後、他のラインにも順次導入し展開する予定です。

IPSとは: In-Plane-Switching(横電界)方式。TFT基板に平行な面で液晶分子が回転するため、視野角や色再現性、中間調での応答速度などに優れた性能をもつ。

IPS-NEOは株式会社ジャパンディスプレイの商標です。


IPS-NEOは、ジャパンディスプレイ(以下“JDI”)が開発した光配向型FFS方式です。

今回量産が開始されるIPS-NEOは、モバイル向けでの生産です。医療用などでは1年程前から生産を行なっていました。これは光配向型のため新たな生産設備が必要になるためで、茂原工場の第6世代のライン(J1)にて準備が整ったということになります。同じく茂原工場のV3ラインにも設備があると思われますが、これ以外の工場ではまだ設備は無いと思われます。

当ブログ記事 – ジャパンディスプレイ

IPS-NEOの詳しい技術内容は不明ですが、過去に発表された内容から推測するとネガ型液晶を用いた光配向型FFS方式です。FFS方式は、ネガ型、ポジ型液晶の両方を使うことが可能ですが、応答速度の面からポジ型液晶を用いることが多いです。ネガ型液晶を用いると光透過率が上がります。

IPS方式は電極上部の液晶は駆動させることができないため、光透過率が下がります。これを改善したのがFFS方式で、ポジ型液晶を用いるとさらに電極上部の透過率が上がり、ネガ型に比べて10-20%程度向上します。

当ブログ記事 – IPS方式/FFS方式

光配向により、光漏れを抑制することが可能のため、高いコントラスト比を実現します。具体的な数値は液晶パネルごとに異なりますが、1,500:1程度と従来の1,000:1程度から向上し、WhiteMagicと併用すると2,000:1の高コントラスト比を実現します。

また、視野角を取った際のカラーシフトがラビング方式より改善します。ラビング方式のFFS方式およびIPS方式では視野角特性が左右非対称になります。光配向では、配向を精密に制御する事が可能になるため、カラーシフト特性が限りなく左右対称になり、また視野角を取った際のカラーシフトと光漏れも改善します。

光配向型のFFS方式は、MVA方式(VA方式)に比べて実用化が遅れています。といっても、中小型および大型液晶パネルでの光配向型MVA方式を実用化したのはシャープのUV2Aだけで、それ以外のメーカーはPSA技術を準拠しています。なお、シャープからライセンスを得て製造しているメーカーもありますが、技術的にはUV2Aです。

当ブログ記事 - VA方式/MVA方式

光配向型FFS方式の実用化が遅れたのは寿命の問題です(他にもありますが)。詳しくは割愛しますが、MVA方式に比べて配向を受け持つ配向膜が液晶を駆動させる際に発生する電界により損傷が発生しやすいため、焼付きが発生しやすくなります。液晶の焼付きは白表示か、長期間の電源をいれず放置すれば基本的には改善しますが、この配向膜損傷による焼付きは輝点ドットもしくは黒点ドットになるため、永久的に存在することになります。

光配向型FFS方式の初の量産化は、パナソニック液晶ディスプレイが行ないました。現在は生産が終了していますが、同社親会社のパナソニックから販売されたVIERAのWT5シリーズで搭載されたIPSαパネルが初の光配向型FFS方式です。

モバイル向けでは同じく同社がKindle Fire HDX用に7型、WUXGA(1,200×1,920)の光配向型FFS方式のIPSαパネルを製造しています。

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