ジャパンディスプレイ - 石川工場のC1ラインを閉鎖 - ディスプレイその他

ジャパンディスプレイ - 石川工場のC1ラインを閉鎖

ジャパンディスプレイの石川工場のC1ラインの閉鎖が行なわれました。

リリース文引用

石川工場車載用ディスプレイの生産移管完了について

- 車載ディスプレイ事業の強化戦略進む -

株式会社ジャパンディスプレイ(社長: 大塚周一/以下、当社)は、車載ディスプレイ事業強化の戦略の一環としてかねてより進めてまいりました石川工場の第3世代アモルファスシリコンTFT液晶※ライン(以下、a-Siライン)での車載ディスプレイの生産移管を完了し、2014年3月いっぱいでその製造を計画通りに終了しました。当社の車載ディスプレイ事業は、第4世代a-Siラインを有する鳥取工場へ開発・設計/製造/品質保証の機能を集結し、技術開発を加速すると共に、さらなる拡大と高効率化を推し進めることによって増加するお客様のご要望に応えてまいります。

鳥取工場への車載ディスプレイ事業の集約は、2013年7月にその計画を発表し、以降、関連するリソースの集結、最先端設備の導入、お客様からの移管の承認を進めてまいりました。現在は、鳥取工場の第4世代a-Siラインを車載製品の主力工場として生産を行う他、BCPの観点から茂原工場第4.5世代a-Siラインでも生産が行える複数拠点体制を整えることによって、お客様にご安心いただけるよう取り組んでおります。

石川工場のa-Siラインに従事していた従業員は、同工場内の有機ELディスプレイパイロットライン、その他の社内での配置転換が決まっております。また本件に係わる減損損失は、2013年3月期にて特別損失に計上済みで、2014年3月期の通期連結決算への影響はありません。

※ディスプレイを構成する画素ごとの薄膜トランジスタ(TFT)に、非晶質のアモルファスシリコン(a-Si)を使った液晶ディスプレイ


閉鎖されたのは、石川工場にあるC1ラインです。基板サイズは第3世代(550×670)で、アモルファスシリコンによる生産を行なっていました。生産品目は、リリース文の通り、車載用の液晶パネルの生産です。

当ブログ記事 – ジャパンディスプレイ > 石川工場

このラインは、元を辿れば松下電器(現:パナソニック)の工場です。後に東芝の液晶部門と統合され、東芝松下ディスプレイテクノロジーになり、その後、松下が株式の全てを東芝に売却したため、東芝モバイルディスプレイとなり、現在のジャパンディスプレイという経歴の工場です。

ジャパンディスプレイに統合された3社全てが車載分野の製品を生産していたため、この分野の製品を生産を複数の工場で行なっていた状態でした。

このため、前に発表された生産移管が行なわれ、今回、石川工場のC1ラインが閉鎖されました。

当ブログ記事 - ジャパンディスプレイ - 車載向けパネルの開発、製造を鳥取工場に集約化

石川工場のC1ラインで生産していた製品は鳥取工場に移管されます。

当ブログ記事 – ジャパンディスプレイ > 鳥取工場

リリース文にある通り、茂原工場の第4.5世代(V3ライン)では生産を継続します。BCP(Business continuity plan)の観点からだそうです。BCPは、(ここでの解釈では)災害などが発生して生産が中断しても、他の工場でそれを補う事で、供給を停止しないようにするためのリスク回避のことです。

当ブログ記事 – ジャパンディスプレイ > 茂原工場

元々、ジャパンディスプレイは、低温多結晶シリコン(LTPS)による生産をメインにするため、アモルファスシリコンの生産ラインを停止する方針を打ち出していました。

これにより、現在稼働中のアモルファスシリコンラインは、鳥取工場(第4.5世代)、茂原工場(第4世代)になります。なお、茂原工場のV1(第2世代)、V2(第3.5世代)の稼働状況が不明ですので、なんともいえないのですが、稼動中であれば、これらもアモルファスシリコンラインになります。

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