内容はディスプレイ関係が中心。たまに別のことを書くかもしれない。
管理人に御用の方はメッセージか、当ブログの別館でコメントして下さい。

内容がない別館をまったり更新中。

メイン記事

ディスプレイ解説記事の最新更新


ディスプレイ小話集の最新更新(2013/12/28)


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
(この一行は、各記事の最後に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)

ジャパンディスプレイ - 0.99型、1.39型の反射型液晶パネルの量産を開始

ジャパンディスプレイが0.99型(丸型)、1.39型の反射型液晶パネルの量産を開始しました。

リリース文引用

超低消費電力メモリーインピクセル反射型液晶モジュールの量産を開始

株式会社ジャパンディスプレイ(社長: 大塚周一/以下、当社)は、超低消費電力を実現するメモリーインピクセル(MIP)反射型液晶モジュールの量産出荷を開始しました。電力をほとんど消費しないため、ウェアラブル製品などの長時間利用を可能にするとともに、新開発の散乱層の採用で明るく視認性の高い反射型ディスプレイを実現しています。

反射型ディスプレイは、外光を反射させて表示を行う為、液晶モジュールの約80%*の電力を消費するバックライトを必要としません。また、MIPは画素に組み込まれているメモリで画像情報を保持するので、静止画の場合、一度書き込みをすれば後はそのデータを保持し続けることによって、超低消費電力での画像表示を可能にします。新しい散乱層は光学設計を最適化し、紙に近い表示を可能にしています。

超低消費電力でバッテリーへの負荷を軽減し、屋外での視認性を確保するカラーディスプレイは、スマートウォッチ等のウェアラブル機器、電子リーダーなどの新しい用途への展開が期待されます。

当社は、中小型ディスプレイに対してユーザーが求める、高精細、高画質、低消費電力、薄さ・軽さの声に応えるべく、LTPS、IPS液晶、MIP、WhiteMagicTM、Pixel EyesTMを提供し、電子ディスプレイ業界をリードしていきます。

【本製品の概略仕様】

  0.99" 丸型 1.39"
  LTPS(MIPタイプ) LTPS(MIPタイプ)
液晶モード 反射型 ECB 反射型 ECB
反射率(Typ.) 32% 32%
コントラスト比(Typ.) 20 : 1 20 : 1
画素数 180 × 180 205 × 148
精細度 182 ppi 182 ppi
色数 64色 64色
消費電力 静止画 0.13 mW 0.13 mW
1Hz動画 0.16 mW 0.16 mW

*当社調べ

WhiteMagic 及び Pixel Eyes は株式会社ジャパンディスプレイの商標です。


ジャパンディスプレイが反射型ディスプレイの量産を開始しました。

サイズは、0.99インチ(丸型)、1.39インチです。

画素数は0.99インチが180×180、1.39インチが205×148で、双方とも精細度は182ppiです。

液晶方式はECB方式が使用されています(詳しくは後述)。

反射型のため、当然バックライトは存在しないため、消費電力が静止画時0.13mW、1Hz動画時0.16mWと超消費電力です。また、MIP(メモリーインピクセル)技術により、静止画表示時の消費電力を低減しています。

反射型液晶パネルのため、コントラスト比は20:1、表示色数は64色となっており、透過型液晶パネルに比べると劣った性能に思えますが、反射型では素晴らしい性能です。コントラスト比と反射率で書かれている“(Typ.)”は“Typical”のことで、標準的な性能という感じの意味です。

解説

反射型

液晶パネルは、ブラウン管、プラズマパネル、有機ELパネルとは違い、非発光ディスプレイです。このため、光源を必要とします。

この光源は、蛍光管、LEDなどを用いて表示する方法と、内部で外光を反射させてこれを光源にする方法、前記2つを組み合わせた方法の3つがあります。

採光方式といいますが、透過型反射型半透過型と3種類あります。

透過型はバックライト(蛍光管、LEDなど)を用いて表示する方法です。世にある液晶パネルのほとんどはこの透過型です。バックライトが存在するため、消費電力が高くなるという欠点がありますが、安定した表示が可能性のため、この方式がメインで使用されています。

反射型は、液晶パネルの裏面(表示面とは反対側)に反射板を置き、外光(太陽光、電灯)をこの反射板で反射させ、これを光源にする方法です。バックライトがないため消費電力が低くなりますが、表示品質が劣る外光が存在しないと表示することができないなど、少々問題があります。しかし、落ち着いた表示が可能のため、電子ペーパー(液晶パネルではないですが)などではよく用いられます。

半透過型は、透過型と反射型を組み合わせた方法です。透過型による安定した表示と、反射型による低消費電力になる、という考えで考案された方法です。が、良いとこ取りというのは、得てしてうまくいかないことが多く、この半透過型もそのひとつです。中途半端な性能のため、現在ではあまり用いられていません。

MIP

MIP(メモリーインピクセル)は、各ドットにメモリーを形成する技術のことです。

このメモリーに画像の信号を保存することで、通常静止画表示時でも行なわれていたデータの書き込みを行なう必要をなくし、消費電力を低減する技術です。

メモリは各ドットごとに形成されます。メモリの種類はSRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)などが使用されます。このパネルはどちらか不明。

SRAMは、構造が複雑になりやすいため、ドットに占める面積が大きくなりやすく(=開口率を小さくさせる)、DRAMは構造が簡単のため、ドットに占める面積が小さいですが、消費電力がSRAMに比べて大きいという特徴があります。

ECB

液晶モードはECB方式です。あまり聞きなれない方式だと思いますが、反射型ではよく用いられます。

ECB方式はElectrically Controlled Birefringenceの略で、日本語では電界制御複屈折モード(もしくは効果)といいます。その名のとおり、電界を制御して液晶に複屈折を持たせることで、表示を行なう方式のことです。

ただ、ECB方式は、TNやVAとかのように、ある特定の方式を指す言葉ではなく、電界制御複屈折を利用した方式のことを指します。

ECB方式は3種類あり、DAP型ホモジニアス型HAN型があります。ECB方式は、ほぼ当時に2組発表し、片方はECB方式、もう片方はDAP方式として発表しています(基本は同じ)。同時期にTN方式が考案されているので、こちらがメインに開発(製造性の問題)されましたが、時代を進み技術が発展したためECB方式の開発が進みました。

DAP型は、Deformation of Vertical Alignment Phaseの略(Verticalを抜く表記もあります)です。誘電率異方性が負の液晶を用いて、垂直配向処理された初期配向がホメオトロピック配向(垂直配向)した型式になります。VAN(Vertical Alignment Nematic)もしくはVATN(Vertical Alignment Twisted Nematic)などと呼ばれる、ねじれた垂直配向がよく用いられます。TN方式とは違い、ガラス基板付近の配向がほぼ垂直で、液晶層中間部分がねじれた状態のことです(TN方式はガラス基板付近はほぼ水平)。

ホモジニアス型は、誘電率異方性が正の液晶を用いて、平行配向処理された初期配向がホモジニアス(平行配向)された型式になります。

HAN型は、Hybrid-Aligned Nematicの略で、ハイブリット型とも呼ばれます。液晶は誘電率異方性が正、負のどちらかが用いられ、片方の基板に平行配向処理、もう片方が垂直配向処理されている型式です。双方を使うため、ハイブリット型とも呼ばれている訳です。

この量産パネルでは、反射型で用いられていますが、昔は反射型には使われない方式でしたが、時代進むと逆の状態になり、反射型でよく用いられます。

関連記事
(この一行は、各記事の最後に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)
 ブログ内検索
 カテゴリー
[+]を押すと展開

openclose

 amazon
 タグ一覧
 リンク
 RSSリンクの表示
 Special Thanks
サイドバー2下の追尾スペース
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。