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Sharpが中国電子信息産業と合弁で液晶パネル製造会社を設立

更新
2013年07月20日(土)

Sharpが中国電子信息産業集団有限公司と合弁で液晶パネル製造会社を設立します。

概要

Sharpが中国電子信息産業集団有限公司(CEC)と合弁で液晶パネル製造会社を設立します。

この話しは、CECの子会社である南京中電熊猫信息産業集団有限公司(CECパンダ)が南京市と合弁で設立した液晶パネル製造会社の南京中電熊猫液晶顕示科技有限公司のライン構築にSharpが受注した後に、今後の需要拡大を見込んで、第8世代の合弁事業の話しを進めていたようです。

今日27日に、業務提携を行い合弁で液晶パネル製造会社を設立することを発表しました。(リリース文[pdf]

CECパンダ

通称CECパンダが南京市と合弁で設立した液晶パネル製造会社の南京中電熊猫液晶顕示科技有限公司のライン構築に、Sharpが関わっています。

亀山第1工場がAppleのiPhone5製造に際して、テレビ用パネルから中小型用の製造ラインへ転換された時に、元あったテレビ用ラインの売却先がこのCECパンダです。この際、製造技術の供与も行なわれており、中国メーカーにしては結構早く量産体制に移行しました。このCECパンダからパネルの供給を受けているそうで、おそらく新興国向けの製品に使われているのではないでしょうか。 これ以外にはInnolux台湾のディスプレイメーカーUV2AUltraviolet induced multi-domain Vertical Alignmentの技術供与をして、ここから供給を受けているという話しもあります。

今回の合弁会社設立は、このCECパンダの親会社であるCECと行なわれます。

合弁会社

合弁会社の社名は、南京中電熊猫平板顕示科技有限公司という名称になります。CECパンダの液晶会社である「南京中電熊猫液晶顕示科技有限公司」ですから、社名からは「液晶のみではない」というのが伺えますが、事業内容はTFT-LCDとなっています。

所在地は中国江蘇省南京経済技術開発区恒誼路9号で、第8.5世代2,200mm×2,500mmのラインが構築され、テレビ用、PCモニター用、タブレット用パネルが生産される予定です。基板投入能力マザーガラス基板の投入能力。このマザーガラス基板に液晶パネルを複数枚作り、これを切断するため、実際の製品化枚数はこれより多くなります。は60,000枚/月です。

工事着工時期は2013年8月(予定)で、稼動次期は2015年6月(予定)です。

Sharpは、この合弁会社から高付加価値液晶パネルを優先して購入する権利を有することになります。

社名 南京中電熊猫平板顕示科技有限公司
所在地 中国江蘇省南京経済技術開発区恒誼路9号
設立年月日 2014年3月(予定)
工事着工時期 2013年8月(予定)
稼動次期 2015年6月(予定)
マザーガラス 第8.5世代[2,200mm×2,500mm]
基板投入能力 60,000枚/月
主な生産品目 TV用/PCモニター用/タブレット用高精細液晶パネル・モジュール
出資比率 CECグループ:92%
Sharp:8%

IGZOの供与

一部報道では、今回の技術供与の中にIGZOIn(インジウム)、Ga(ガリウム)、Zn(亜鉛)、O(酸素)により構成された半導体のこと。液晶パネルを駆動させるTFT(薄膜トランジスタ)に使用される。優れた特性を持つ。が含まれているとしています。
リリース文を読む限り、IGZOの文字はまったく無く、独自取材での情報のようです。もしくは、“高精細”ということからかもしれません。なので、かなり曖昧な情報なので詳しい続報を待つことにします。

IGZOの供与ですが、Sharp1社のみが勝手に出来る訳ではありません。
IGZOの開発自体は東京工業大学の細野氏らが開発した物で、特許は科学技術振興機構(JST)が保有しています。SharpはIGZOのライセンスをJSTから受けています。Sharpが保有するのは、この基幹特許を基盤にしたIGZO生産技術であり、またこの生産技術もSharp独自ではなく、共同開発元の半導体エネルギー研究所が保有している部分が多くあります。

Sharpが保有するIGZO技術というと、非晶質であるアモルファスIGZO(a-IGZO)と結晶質であるCAAC-IGZOC軸に結晶化したIGZO。があります。
リリース文から察するに供与が行なわれる場合、CAAC-IGZOではなくa-IGZOである可能性が高そうです。
CAAC-IGZOもSharp独自ではなく、半導体エネルギー研究所との共同開発であり、CAAC-IGZOを作り出す前にはa-IGZOを作る必要があるため、JSTが保有する特許を使用します。

IGZO製造技術の供与が行なわれるか定かではありませんが、行なわれた場合、技術流出のリスクがありますし、現状ではSharp独自という優位性が失われる可能性もあります。
ですが、LG Display韓国のディスプレイメーカー。LG電子より販売中の55型有機ELテレビの有機ELパネルは、LG Displayが製造し、TFTにはa-IGZOが使用されています。AUOAU Optronics。台湾のディスプレイメーカー。試作での発表は多く、a-IGZOでの研究は長いです。最近はソニーとの共同開発を行なっているとされています。がa-IGZOの量産の準備を整えており、またパンダと同じ中国パネルメーカーであるBOEが数年以内には量産体制に移行するという話しもあり、a-IGZOでの優位性は数年の内になくなる可能性が高いです。

推測ですが、Sharpの選択としては、a-IGZOの上位であり精細度500ppiのパネルを製造可能なCAAC-IGZOを自社生産し、300ppi程度のa-IGZOを使用したパネルは外部から安定的に供給を受ける、というのが狙いではないのでしょうか。
亀山第2工場のa-IGZOラインは、予定通りなら今年7月にCAAC-IGZOへの転換が行なわれ、天理工場のみであったCAAC-IGZOの供給量は大きく増えます。

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