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IPSパネル(TNパネル)

話題になっているドスパラの「DOSPARA TABLET(A07I-D15A)」。
製品説明ではIPSと書いているのに、使われているのはTNパネルの様なんです。

IPSは、広視野角と優れた色再現性を持つパネルで、最近はよく用いられるパネルですが、比較的高価なパネルです。
反対にTNパネルは、視野角は狭い、色再現性は微妙とあまり良くないパネルですが、光の利用効率が高い、比較的安価に生産できるため、IPSが幅を利かせている中、まだまだ現役です。

分解した方もいるようで、パネルは台湾のInnolux(旧CMI:Chimei Innolux)のパネルだそうです。

Panelook.com – HJ070NA-13A

上記サイトの仕様には思いっきりTNと書いてあります。

InnoluxのHPに生産している一部製品の仕様が載っているので確認すると、型番は分かりませんが、同じ様な仕様のパネルがありました。ほとんど同じ仕様なんで、これでしょうね。
これによると、TFTにはa-Si、画素数は1024×600、画素ピッチは0.15mm、ドットピッチは0.05mm、有効画面表示エリアは153.6mm×90mm、コントラスト比は700:1、色域はNTSC比で70%、画素配列はRGBストライプ、最適視角は6時方向。

モバイル向けのTNパネルにしては視野角が広く、上角度で140度、下角度で150度、左右各150度(コントラスト比10:1)です。あと、色域が広いですし、その辺のIPSパネル同じ様なコントラスト比です。
一生懸命IPSパネルと騙そうとして選んでいると思えてくる…ドスパラではなく、製造元が偽装をしていた場合、IPSとTNとを簡単に区別させにくくするため、比較的IPSパネルの仕様に近いTNパネルを使った可能性が…。

仕様の視野角から明らかにTNであることは分かります。そして典型的なTNパネルの視野角特性を持っていることもです。
IPSパネルはどの角度から見ても色変化がないという宣伝文が書かれることが多いです。ですが、上下左右という基本的な角度ではそうですが、斜め視野角(液晶パネルの四隅から中心を見る)では色変化は確認し易いです。と言っても、基本的な上下左右角度では、同じ様な視野角特性も持っています。

TNパネルの場合、左右角度からは同じように見えますが、それ以外の角度は同じように見えないです。まあ、最近は位相差フィルム(視野角を補正するフィルム)によりかなりマシにはなっていますが、モバイル向けではまだまだです。

このパネル仕様でもこれが簡単に分かります。左右視野角は同じ角度ですが、上下視野角が違い、上角度が狭くなっています。
TNパネルには見る角度が決められている場合が多々あり、このパネルは6時方向から見ることが推奨されています。

6時方向は、液晶パネルのフレキシブルケーブルが出ている方向です。その逆が12時方向になります。
このタブレットは、横に持ってフェイスカメラが上に来るのが正しい(?)方向になると思います。こう持ったら正面からが6時、カメラがある方向からが12時方向になると思います。

で、本題。このパネルがTNかIPSかを見分ける方法です。
角度を付けて見れば色が変化するので分かりますが、これなら言い訳は簡単に出来るでしょう。私(対応した人)には分かりませんや、IPSでも品質が悪いんです、と言う感じに。
IPSでも品質には色々ありますよ。狭い物から広い物まで。ですが、その辺のIPSパネルでも本当に広いですから、分からないということはないかと。

TNパネルの場合、視野角特性として(普通に作ってあるパネルの場合)、上角度からが狭く、相対的に下角度からが広くなります。そして、左右角度が下角度からと同じぐらいの視野角です。そして一番広い視野角は、上角度からの斜め視野角(液晶パネルの四隅から中心を見る)です。特に左右角度に近い斜め視野角が一番広いです。逆に下角度からの斜め視野角が狭いです。

なんとも変わった視野角特性をしています。
先に書きましたが、視野角補正フィルムがあるので、これが使ってあると下角度からの斜め視野角が上角度からの斜め視野角と同じぐらいになったりしますが、補正量はフィルムの品質で変わったりします。面白いのは、視野角補正フィルムが使ってあっても、一番広い視野角部分は斜め視野角であるということです。
IPSの視野角特性はTNとはまったくの逆になります。IPSは、上下左右はもの凄く広いですが、斜めは狭くなります。

これだけでもTNとIPSの識別は可能です。

あとは、液晶駆動方式の違いから判別する方法です。TNパネルはノーマリーホワイトでIPSパネルはノーマリーブラックであることです。
ノーマリーホワイトは、液晶分子に電界を印加していない状態で白表示をし、印加すると液晶分子が駆動して光を遮光し、黒表示になります。ノーマリーブラックはその逆で、液晶分子に電界を印加していない状態で黒表示をし、印加すると液晶分子が駆動して光を通し白表示になります。
なので、TNパネルは白画面表示時に消費電力が低く、黒表示時に高い。IPSパネルは白表示時に消費電力が高く、黒表示時に低くなります。

消費電力が低くなるのは、TFTが液晶に電界をかけるために駆動しないためです。
これでどれだけ下がるのかと思われるかもしれませんが、液晶パネルは1秒回に60回書き換え(ようするにTFTに1秒で60回電力が供給される)を行なっています。同じ画面を表示し続けていてもです。塵も積もれば山となりますよ。

シャープのIGZOが低消費電力なのは、この書き換え回数を減らしたためです。もちろん、低消費電力なる理由は違いますが、似たようなことになると言うことです。
なので、画面の明るさを最大にして、黒画面と白画面でどちらが長くバッテリーが持つかを試すと分かるかもしれません(最近はバックライトを制御しているのもあったりするので差が無いかもしれませんが…)。

買ってHTL21みたいに検証したら分かるとは思いますけど、こんなために1万のタブレットは欲しくない。
1万ぐらいだろと言われても、Nexus7があるから要らない。ドスパラがどういう対応取るか分からないし。
誰かが恵んでくれた検証しますが。

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