内容はディスプレイ関係が中心。たまに別のことを書くかもしれない。
管理人に御用の方はメッセージか、当ブログの別館でコメントして下さい。

内容がない別館をまったり更新中。

メイン記事

ディスプレイ解説記事の最新更新


ディスプレイ小話集の最新更新(2013/12/28)


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
(この一行は、各記事の最後に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)

iPhone5の液晶パネル減産

日本経済新聞がiPhone5のパネル減産を伝えました。

日本経済新聞 - 液晶大手、iPhone用パネル減産 販売伸び悩み

この記事ではジャパンディスプレイとSharpのみが書かれていますが、LG Displayも同じ様に減産していると思われます。
減産は年末ぐらいから言われていたので、iPhone5に関わっているメーカーが同じ様に減産でしょうね。

iPhone5の液晶パネルは、かなり歩留まりの悪いパネルです。
これは製造レベルが低いためではなく、量産を考えてられていると思えない設計がされているためです。

もうすぐ次期iPhoneが発表されると言われていますが、おそらく同種のパネルを生産しないと思われます。
iPhone4から4Sになった時は同じパネルが使用されましたが、今回はおそらく使わないでしょう。
理由としては、先述したパネルの歩留まりの悪さです。発売当初のiPhone5の供給不足の主な理由はパネル生産でした。

昔に書いてますが、供給を開始したのがジャパンディスプレイが一番早く7月に開始して、LG Displayは8月に開始、Sharpは9月に開始したと伝えられています。
で、iPhone5の発売日が9月21日。月の供給量は3社合計で1500万枚というのが目標のようで、3社合計でフル生産である月産2200万枚の体制を維持し続けていた様ですので、歩留まりが悪いのは想像に難しくありません。

なぜ、こんなに歩留まりが悪いのか。

インセル、高精細だから?

間違ってはないでしょうけど、一番の問題はAppleがしたパネル設計です。今まで各ベンダーがAppleが要求した仕様を満たす設計をしていましたが、今回はAppleの設計を元に共通したパネルを製造している様です。
この設計が製造のことを考えずにパネル性能が高くなるような設計をしているので、歩留まりが悪いのは当たり前です。

出荷が一番早かったジャパンディスプレイの当初の歩留まりは70%程度と推測されています。ジャパンディスプレイですが、元は東芝モバイルディスプレイが担当です。

私個人、パネルの詳細が分かるまで供給量不足の原因は、高精細、インセルによる歩留まりの悪さ、需要が多い、Sharpの生産が遅れたためと思っていました。後にパネルの詳細を知って、今では設計が悪かったと思っています。

このiPhone5のパネルは高い製造技術、特にTFTなどのバックプレーン(回路)技術が求められます。
東芝モバイルディスプレイはこのTFTや微細加工などのバックプレーン技術では世界トップと言っても良いほどの企業です。
この企業が出荷当初は歩留まり70%だったのです。そして需要が減るまでフル生産を続けていました。
Sharpが大きく遅れたのは第6世代の基板(1,500mm×1,800mm)と言う大型基板での製造だったからでしょう。この設計で第6世代での製造は本当に大変だったと思います。
現在の歩留まりは分かりませんが、他の同様な仕様のパネルに比べればかなり低いと思われます。

今回の減産はiPhone5の需要が減ってきたためでしょうし、iPhone5Sでは別技術によるパネル生産をするためでしょう。
伝えられている限りでは、Innolux(旧CMI)のTODを使うようでサンプルを要求したようです。が、この書き方は個人的にはちょっと引っかかります。

TOD(Touch on Display)は、Innoluxでの静電容量方式のタッチパネル内蔵型ディスプレイの総称のことです。内蔵型とはインセル方式とオンセル方式のことを指します。インセル型はTFT基板(2つあるタッチパネルセンサーが1つTFT基板にあればインセル型)に、オンセル型はカラーフィルター基板だけにタッチパネルセンサーを設けます。
なので外付けのタッチパネルみたいに、タッチパネルだけ別に供給とはいかないのです。なので、ライセンスを他社に渡さない場合、Innoluxが1社で供給を行なうことになります。月産1500万という訳の分からない量をです。第6世代のラインが2本あれば供給できないことはないですが、できると思います?

AppleにとってiPhoneの生産は色々と頭痛かったでしょうね。
Sharpの供給遅れも損害は補填するから現状の歩留まりで生産しろと言ったぐらいですから、相当パネルに余裕がなかったんでしょうし、パネルメーカー3社が歩留まりを考えずに月1500万枚の供給量をこなして液晶パネルの供給問題が無くなってきたときには、筐体製造の問題(Foxconnの問題)が新たに出て、すべての生産が安定してきたら需要が減っているという。全てうまく行ってない、踏んだり蹴ったりという状況。iPhone5Sでは改善されるのですかね。
次期iPhoneでは同じパネルを使うのかも気になります。これだけ歩留まりの悪い設計のパネル製造を続けるとは思えないですけど…

iPhone5の液晶パネルについて詳しく知りたい人は日経エレクトロニクスの2012年11月12日号の解説1をご覧下さい。
お金かけて調べてある記事なんで、ここで紙面の詳しい情報を書くわけにはいかないです。

関連記事
(この一行は、各記事の最後に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)
 ブログ内検索
 カテゴリー
[+]を押すと展開

openclose

 amazon
 タグ一覧
 リンク
 RSSリンクの表示
 Special Thanks
サイドバー2下の追尾スペース
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。