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AUOのMVA方式

更新
2012年06月26日(火)

AUOのMVA方式について。

AUOのMVA方式

AUOの前身であるエイサーディスプレイは、2000年にMVA(Multi-domain Vertical Alignment)方式を開発した富士通から技術を導入。2001年9月にエイサーディスプレイと聯友光電が合併し、AU Optronics Corporation(AUO)が誕生します。
2001年11月にAUOはMVA技術を完成させ、2003年にはAUOが富士通ディスプレイテクノロジーズの資本に参加し、技術提携を行なっています。
その後、AUO PMVA(Premium Multi-domain Vertical Alignment)、AUO AMVA(Advanced Multi-domain Vertical Alignment)と進化していきます。

AUO PMVA方式

富士通MVA方式のMVA-PREMIUMをご覧ください。

AUO AMVA方式

現在AUOは、第1世代、第2世代、第2.5世代、第3世代までのA-MVAパネルの開発に成功して、第6、7.5、8.5世代技術で生産を行なっており、2インチから65インチの全サイズで量産に成功しています。

AMVA

2006年にPMVAの改良型であるAMVA技術コンセプトを決定します。AMVAでは、液晶分子が異なる向きに並ぶ領域数(配向)を4ドメインから8ドメインに増やし、液晶分子の傾斜角を2種類に。また、補正フィルムの使用、画像ボケ対策を行なっています。
これらの技術により、コントラスト比が1800:1に(PMVAは1000:1)、PMVAでは存在した色ずれがAMVAでは改善されています。なお、液晶の分割配向方法は、PMVAとほぼ同じです。

AMVA2、AMVA2+

2007年から第2世代AMVAの開発を開始します。第2世代のAMVA2では、AMVAで存在したバンプからの光漏れを改善するため、バンプ設置部分にブラックマトリクスを設置して、光漏れを改善し、コントラスト比が2000:1になっています。しかし、光漏れを完璧に遮断するほどブラックマトリクスを設置すると開口率が下がってしまうため、コントラスト比が下がってしまいます(輝度が低下するため)。
AMVA2での状況を改善するため、第2.5世代のAMVA2+が開発されます。まだ、バンプを不透明材料に置き換え、ブラックマトリクスを無くす。これにより、AMVA2より光漏れと開口率改善し、コントラスト比を2500:1に高めることに成功しています。
しかし、基板上面にバンプが存在する以上、光漏れと開口率の低下は存在します。これらを改善するため、AMVA3を開発します。なお、液晶の分割配向方法はPMVAとほぼ同じです。

AMVA3

カラーフィルター側基板からの光漏れを無くすため、PSA(Polymer-Stabilized Alignment)技術を採用します。

PSA(Polymer-Stabilized Alignment)はその名の通り、ポリマーにより配向を固定する技術です。PSA技術は2004年に富士通が発表しています。
PSAは、セル内に液晶と反応性モノマーを溶解した物を注入し、上下電極に電界を印加して液晶分子を一方向に傾けます。この状態で、基板全面に紫外線(UV光)を照射します。これによりモノマーの重合が始まり、ポリイミド層(配向膜)の上にポリマー層が形成されます。これにより、液晶が事前傾斜角(プレチルト)を持ち、液晶の配向状態が維持されます。TFT基板側の電極の形状を葉脈状にスリットを切りことで、マルチドメイン化が可能となります。PSAにより、カラーフィルター側のスリット無くすことができるためここからの光漏れを完全に無くすことが可能になりました。

PSA以外にもカラー・フィルタ材料にコントラスト比の高いカラー樹脂を導入して、コントラスト比8000:1まで向上しています。

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