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Sharp - IGZOを使用した大型液晶パネルを生産

SharpがIGZOを使用した大型液晶パネルの量産を開始するようです。

読売新聞 - シャープの新型液晶「IGZO」、大型も量産へ

今までは、中小型と呼ばれる10型サイズ程度の生産でしたが、30型サイズ近くの大きさのパネルを生産します。

具体的には、医療機関が使うコンピューター断層撮影法(CT)装置や、ハイビジョンよりも高精細の画質が求められる映像機器、コンピューターグラフィックスを多用するゲーム用モニターなどに活用する。すでにメーカーなどから30型前後の大型パネルを受注しており、年内にも量産、出荷できる体制を整えた。

読売新聞によれば、医療向け、映像機器向け、ゲーム向けということです。

医療向けは、レントゲンなどの画像診断に使用されます。
昔はフィルムからの判読でしたが、現在はコンピュータ処理で、液晶パネルに表示することが多くなっています。レントゲン、CT、MRI、PET、マンモグラフィーなど、これらはモニター表示されることが多いようです。
この分野で面白いのは、モノクロ表示モニターの需要があることです。レントゲンなどはカラーではなくモノクロ表示のためです。最近は3DCTとかで、画像処理をして、カラー表示にしているものもありますが。

この分野は高い性能が要求されるので、まだ日本国産パネルが活躍しています。
NLTテクノロジー(旧NEC)や日立ディスプレイズ(現ジャパンディスプレイ)などが生産しています。

映像機器向けは、凄く範囲が広い気がします。よく使われるのが、放送用のモニターです。

最後がゲーム向け。
「コンピュータグラフィックを多用する」というかなり限定的ですが、テレビゲーム、PCゲームは基本的にはCGですので、わざわざ限定しなくても。
ただ、この限定をPCゲーム向けと解釈すると、高解像度でありながら、高リフレッシューレートであるという可能性が高くなると思います。

IGZOは高精細を実現しやすいだけでなく、省電力であり、静電容量方式のタッチパネルとの相性が良いと、何度のこのブログで書いてます。
また、従来のa-Si(アモルファスシリコン)に比べて、高フレームレートに対応しやすいという特徴もあります。

もしかしたら、120Hz(倍速補間ではなく、リフレッシュレート)もしくはそれ以上のレートの可能性が!…無いでしょうけど。。。それに出力できる限界が。
この辺は、供給メーカーの要求次第だと思いますが、性能の高いグラボが多く、60Hz駆動のモニターは大きな足かせになっています。

また、SLIが出来るようになり、高い性能を必要とする3Dゲームでも高解像度でありながら高FPSを達成できるようになっています。
そのため、120Hz駆動のモニターが売れているわけですが、これらはTNパネルであり、FHDです。この辺で敬遠している人もいるかもしれません。
少し前にAUOが120Hz駆動のVAパネルを発表したときは、結構な反響がありましたが、そのまま消えていきました。BenQ(関連会社)で採用されるという話もありましたが、これもどうなったのか。

WQHD(2560×1440)で、120Hz駆動(リフレッシュレート)、VA(UV2A or ASV)かIPSのモニターが出たらどうしますか?
少し値が張っても買いますか?

高精細化ですが、現状の亀山第2はアモルファスIGZO(a-IGZO)で製造されていると思われます。Sharpの方針では、a-IGZOの精細度は300ppiまでとしています。これ以上はCGシリコンかCAAC-IGZOになります。
現在、天理工場ではCAAC-IGZOの生産が行われていると思われ(関連記事[当ブログ])、今後亀山第2工場もCAAC-IGZOが導入されます。ただし、お金の問題があるので、どうなるか分かりません。
亀山第2にCAAC-IGZOが導入された場合、500ppiのパネルの生産が可能になります。

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