内容はディスプレイ関係が中心。たまに別のことを書くかもしれない。
管理人に御用の方はメッセージか、当ブログの別館でコメントして下さい。

内容がない別館をまったり更新中。

メイン記事

ディスプレイ解説記事の最新更新


ディスプレイ小話集の最新更新(2013/12/28)


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
(この一行は、各記事の最後に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)

韓国海軍天安(チョナン)沈没事件合同調査結果報告書全訳 - はじめに

更新
2013年05月25日(土)

韓国海軍天安(チョナン)沈没事件合同調査結果報告書全訳 - はじめに

| 目次 | 第1章


はじめに

2010年3月26日、天安が北朝鮮潜水艦の魚雷攻撃により沈没して、海軍将兵46名が戦死する前例のない事件が発生しました。

国防部は天安の沈没原因と行為者を究明するため民軍合同調査団を3月31日に結成しました。民軍合同調査団は客観性と信頼性を確保するために、民間専門家と海外専門家も加え調査を進行しました。

民軍合同調査団は事件現場で宿泊を共にし、厳しい気象と潮流などの悪条件の中で客観的、科学的な調査を行い、天安が北朝鮮の小型潜水艦から発射された魚雷により沈没したことを明らかにして、5月20日にこれを発表しました。

民軍合同調査団は6月14日の国連安全保障理事会で調査結果を説明して、その結果「北朝鮮が天安を攻撃した。これを糾弾」という議長声明が全会一致で採択されました。

それにもかかわらず、北朝鮮は事実を認めず、ねつ造だと非難して対南挑発を高めています。国内一部社会でも自分たちの立場により民軍合同調査団の調査結果と異なった疑惑を絶えず提起して、デマを流布するなど無責任な言動を取っています。

したがって国防部は、国民と国際社会に天安襲撃事件の真実を知らせて誤解と疑惑が解消されるように民・軍合同調査団の調査結果と立証資料らを収録した『天安襲撃事件合同調査結果報告書』をハングルと英文で発刊することにしました。

報告書は概要、沈没原因、分野別分析、結論の順で構成されていて、具体的な調査内容と判断結果は付録に収録しました。民軍合同調査団は沈没の原因を究明するため、すべての沈没要因を網羅して調査した全過程を叙述し、300以上の写真と図表を活用して簡単に理解できるように整理しました。

4カ国と国内12の民間研究機関および軍から総勢73名の専門家が科学捜査、艦艇構造、爆発物、情報分析など、多様な分野の調査および報告書作成に積極的に参加し、報告書内容に全員が同意して国際的に検証された資料となりました。

この報告書は、魚雷攻撃で沈没した軍艦の船体引き揚げ調査した世界最初の報告書として、決定的証拠(Smoking gun)の魚雷推進体を回収して爆薬成分まで検出したことは、いかなる隠密な攻撃行為も証拠が残るという事実を北朝鮮と国際社会に広く知らしめる契機となりました。何より北朝鮮に警告する意味を持っています。

この報告書は、今回の天安事件を教訓にして、再び北朝鮮の奇襲的挑発を許容しないという確約と共に国民の確固たる安全保障意識と安全保障問題にはどんな個人、集団をも侵害できないということを呼び覚ましてくれると確信します。

この報告書は軍事機密が除外され、科学的、客観的に立証のため専門用語を簡潔にするには限界があったため、このことはご了承ください。

この程に発刊した『天安襲撃事件合同調査結果報告書』で天安襲撃事件の真実を理解して、これまでに提起されてきたすべての誤解と疑惑が解消される契機になることを願い、普段この分野に関心がある一般国民と国内外学者および言論人皆に流用される資料になることを希望します。

2010年9月民軍合同調査団


多国籍民軍合同調査団は2010年3月26日21:22頃に大韓民国の白ニョン島近海で発生した天安襲撃事件の原因を調査した。次の署名者は調査に参加した各国調査チームの代表として、この報告の内容に同意して署名する。

cheonan0_0.jpg


概要

2010年3月26日(金)21:22頃、白ニョン島近海で正常に任務遂行中だった海軍第2艦隊所属天安(PCC/コルベット)が北朝鮮による魚雷攻撃で沈没し、乗務員104名中46名が戦死して、58名が生存した。

1.概要

国防部は天安沈没後の2010年3月26日に民軍合同調査団を結成して、沈没原因究明のため調査活動に着手した。

調査の透明性と信頼性を高めるために国内12の民間機関専門家25名と軍専門家22名、国会推薦委員3名、アメリカ、オーストラリア、イギリス、スウェーデンの専門家24名で調査団を編成して、科学捜査、艦艇構造、爆発タイプ分析、情報分析など4の分科に分けて、科学的で体系的な調査を行なった。

民軍合同調査団は船体引き揚げを基準として、段階別に調査を実施して5月20日に最終調査結果を発表した。

合わせて国防部は5月4日からアメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリスなどの情報専門家が参加した「多国籍連合情報分析TF」を運営して行為者を究明した。

2.沈没原因の調査結果

民軍合同調査団は引き揚げした艦首、艦尾船体の変形と事故海域で回収した証拠物らを調査した結果、天安は北朝鮮が製造した魚雷の強力な水中爆発により船体が切断されて沈没したと判断した。

沈没原因を魚雷攻撃と判断した理由は次のとおりだ。

  1. 船体損傷部を精密計測して分析した結果、衝撃波とバブル効果によって船体の竜骨(キール)が艦艇建造当時と比較して上側に大きく変形して、外板は折れて、船体には破断した部分があった。主甲板はガスタービン室内整備のための大型開口部周囲を中心に破断、左舷側は上側に大きく変形、切断されたガスタービン室隔壁は大きく損傷して変形した。船底部の水圧およびバブル跡、熱跡がない切断された電線、ガスタービン室船体に現れた球形圧力跡などは水中爆発による強力な衝撃波とバブル効果が艦艇の切断および沈没の原因であることを示している。

    艦首、艦尾の船底が下から上に折れたことは水中爆発があったことを立証する(<画像-1>参照)。

      

    cheonan0_1.jpg
    <画像-1>艦首と艦尾切断部に対する3次元レーザースキャン

  2. 艦艇内外部の表面を精密調査した結果、<画像-2>で確認できる艦安定器(艦艇が左右に揺れるのを防止する)に現れた強力な圧力跡。

    cheonan0_2.jpg
    <画像-2>衝撃波およびバブル効果による跡

  3. 生存者はほぼ同時に爆発音を1、2回聞き、衝撃で倒れた左舷監視兵の顔に水がかかった陳述と白ニョン島海岸哨兵が2-3秒間高さ約100mの白色閃光を観測したという陳述から、これらは水中爆発で発生する水柱現象と一致した。また、負傷者の状態と死体検案の結果、破片傷と火傷の跡は発見されず、骨折と裂傷などが観察されて、これは衝撃波およびバブル効果で現れる現象と一致した。

  4. 韓国地質資源研究院の地震波と空中音波を分析した結果、地震波は震度1.5規模が4箇所で、空中音波は11箇所で1.1秒間隔で2回感知された。地震波と空中音波を分析した結果、爆発原因は同じで、これは水中爆発による衝撃波とバブル効果の現象と一致した。

  5. アメリカ側の船体変形分析の結果、水深約6~9m、ガスタービン室中央から左舷3m位置で総爆薬量TNT 200-300kg規模の爆発があったと判断された。韓国とイギリスのシミュレーション結果は同一地点で総爆薬量TNT 250-360kg規模の爆発があったと分析された。

  6. 白ニョン島近海の潮流を分析した結果、強い潮流により機雷敷設は難しいが、魚雷発射には影響が少ないと判断した。

  7. 爆薬成分分析の結果、煙突、艦首切断面など28箇所でHMX、煙突、海底土壌など6箇所でRDX、艦安定器など2箇所でTNTが検出され、HMX、RDX、TNTが混ざった爆薬成分であることを確認した。

  8. 民軍合同調査団は特殊網を使用して沈没海域に対する精密探索を実施して、5月15日に沈没海域で決定的な証拠物の魚雷のプロペラを含んだ推進モーターと操縦装置などを回収した。この証拠物は北朝鮮が海外に輸出する目的で配布した魚雷紹介資料の設計図と大きさ、形などが一致した(<画像-3>参照)。

    また、天安船体で発見された吸着物質と魚雷推進動力装置で発見された吸着物質の成分を分析した結果、同じ成分だと確認された。

    cheonan0_3.jpg
    <画像-3>魚雷設計図と回収した魚雷推進動力装置

    推進後部内側に「1번」というハングル表記は、2003年に回収した北朝鮮の試験用魚雷の表記方法とも似ていた(<画像-4>、<画像-5>参照)。

    cheonan0_4.jpg cheonan0_5.jpg
    <画像-4>魚雷推進動力装置の推進後部 <画像-5>北朝鮮試験用魚雷の表記

このような回収したすべての証拠は、北朝鮮で製造された魚雷部品と確認した。

結論的に沈没海域で回収された魚雷推進動力装置と船体の変形形態、関連者の陳述内容、ケガ人の状態および死体検案、地震波および空中音波分析、水中爆発のシミュレーション、白ニョン島近海潮流分析、爆薬成分分析、回収された魚雷部品分析の結果に対する国内外専門家たちの意見をまとめれば、

天安は魚雷による水中爆発で発生した衝撃波とバブル効果によって切断され沈没した。爆発位置はガスタービン室中央から左舷3m、水深6-9m、使用された武器は北朝鮮が製造した高性能爆薬250kg規模のCHT-02D魚雷と確認された。

3.行為者究明

韓国、アメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリスの「多国籍連合情報分析TF」は、関連情報を分析して次のような結論を下した。

北朝鮮軍はロミオ級潜水艦約20隻、サンオ級潜水艦約40隻、ヨノ級など小型潜水艇約10隻など約70隻の潜水艦と直走魚雷、音響および航跡追尾魚雷など多様な性能の魚雷を保有している。

また、黄海北朝鮮海軍基地で運用された一部小型潜水艦が天安に対する攻撃の2-3日前に黄海北朝鮮海軍基地を出港して、攻撃の2-3日後に基地に帰港したのが確認された。他の周辺国の潜水艦は自国の基地かその周辺で活動していたのが確認された。

cheonan0_6.jpg
<画像-6>北朝鮮小型潜水艦の侵入経路推定

5月15日に沈没海域近隣ではえ縄漁船の特殊網で回収された5個の翼がある巡回転および逆回転プロペラ、推進モーターと操舵装置は、北朝鮮が武器を輸出するために配布した魚雷紹介資料に提示されているCHT-02D魚雷の設計図面と一致した。

北朝鮮製のCHT-02D魚雷は、音響航跡および音響パッシブ追跡方式、直径が21インチ、重さが1.7トン、弾頭重量250kgに達する長魚雷だ。

cheonan0_7.jpg
北朝鮮製CHT-02D魚雷

このような関連事実と秘密資料分析により、天安は北朝鮮で製造、使用中であるCHT-02D魚雷による水中爆発により沈没したという結論に到達した。また、以上の証拠らをまとめた結果、この魚雷は北朝鮮の小型潜水艦から発射された以外に説明することはできなかった。


はじめに | 目次 | 第1章

関連記事
(この一行は、各記事の最後に固定表示するサンプルです。テンプレートを編集して削除もしくは非表示にしてください。)
 ブログ内検索
 カテゴリー
[+]を押すと展開

openclose

 amazon
 タグ一覧
 リンク
 RSSリンクの表示
 Special Thanks
サイドバー2下の追尾スペース
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。